マンション売却査定サイトはどこがよい?(5)イエウールとスマイスター

不動産売却一括査定「イエイ不動産売却査定」

マンションを売却する理由は様々あるでしょう。しかし、出来るだけ高く、早く売却したい、という思いは誰しもあると思います。マンションを思い通りに売却するために必要なことは何でしょうか?
1つはマンションが売却出来る価格の相場を知るということ、次にマンションを確実に売却に導いてくれる相性のよい不動産会社を見つけることでしょう。

一括査定サイトは、マンションなど不動産を売却したいと思った時に、複数の不動産会社へ査定を依頼出来るサービスを提供しているサイトです。複数の不動産会社からの査定を比較することで相場を知ることが出来ますし、その査定額の根拠、不動産会社がどんな売買活動をしてくれるのかを比較検討して、相性の良い不動産会社を選別することが出来ます。今回は、そんな査定サイトの中でも人気のある「イエウール」「スマイスター」2つの査定サイトを比較して見ていきたいと思います。

マンション売却査定サイト「イエウール」「スマイスター」基本データ比較


まずサービスの開始時期から比較してみましょう。
「イエウール」は2014年にサービスをスタートしています。査定サイトの中では比較的新しいサイトになります。
一方の「スマイスター」のサービス開始は2006年12月。開始当時は「スマイスター」というサイト名ではなく、「不動産&マンション売却査定.com」という査定サイトからのスタートでした。2014年1月にそれまで別々に運用していた「任意売却」「不動産買取査定」など不動産関連8つの専門比較サイトを統合して「スマイスター」が誕生しています。査定サイトのサービス開始を比較すると、「スマイスター」の方が「イエルール」よりも長く運営されています。

査定サイトを利用したいと考えてはいるものの、運営する会社が怪しい会社ではないかと気になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。次に査定サイトを運営する会社を比較してみましょう。
「イエウール」の運営会社は、株式会社Speee。会社の設立は2007年11月です。資本金は19,015,000円です。従業員数は2017年6月時点で400名規模となっています。平均年齢28歳の会社です。オフィスは六本木2丁目と4丁目の2カ所です。

成長が著しい企業上位50社をランキングする「テクノロジー Fast 50」において、2017年には18位を獲得しており、7年連続でランクインとなっています。これは、国内のテクノロジー・メディア・通信の業界での過去3決算期の収益(売上高)に基づいた成長率の上昇が著しい企業を応募制で審査し、ランキングしているものです。現在とても勢いのある成長企業だと言えるでしょう。
一方の「スマイスター」を運営する企業は、リビン・テクノロジーズ株式会社。設立は2004年1月です。「イエウール」の運営会社よりも3年ほど前に設立されています。従業員数は70名、平均年齢は32歳。本社の所在地は東京日本橋、他に、大阪と福岡の2カ所にオフィスを構えています。資本金は31,000,000円です。

プライバシーマーク認定事業者となっていますので、個人情報保護に関しての意識が高い企業だといえます。サイトに個人情報を入力する際にも安心して利用出来ると考えてよさそうです。プライバシーマーク制度は事業者がどのように個人情報を保護しているかそのレベルや運用を、法律の規定に基づいて第三者が客観的に評価する制度になります。
会社の従業員の規模では「イエウール」の運営会社の方が大きいようです。

次に提携している企業の数を比べてみましょう。
「イエウール」の公式サイトでは、2018年7月現在で1600社以上となっています。
一方の「スマイスター」の公式サイトには、2018年3月現在で全国1400社以上の不動産会社と提携しているとあります。同じ時期の比較ではないのですが、どちらも多くの企業と提携している事が分かります。

査定できる物件の種類に関してはどうでしょうか。
現在「イエウール」で査定が依頼できる物件の種類は「その他」を除く
と ・分譲マンション
・一戸建て
・土地
・一棟アパート、一棟マンション
・区分マンション(収益)
・一棟ビル
・区分所有ビル(ビル一室)
・店舗、工場、倉庫
・農地
となっています。

一方の「スマイスター」では、査定が依頼出来るのは
・分譲マンション
・一戸建て
・土地
・一棟アパート・一棟マンション
・投資マンション(1R.1K)
・一棟ビル
・区分所有ビル(ビル1室)
・店舗・工場・倉庫
「農地」「その他」が「スマイスター」にはありません。査定したい物件が農地だという場合や、どれにもあてはまらないその他になるという場合には「イエウール」がいいでしょう。

マンション売却査定サイト「イエウール」「スマイスター」サイトが使いやすいのは?


「イエウール」は「カンタン60秒査定」、「スマイスター」は「最短45秒無料査定」となっています。実際に入力して測ってみたところ、どちらも入力が終わるまでに2分以上かかってしまいました。
しかし、どちらもプルダウンリストを多用して極力直接入力を少なくしているサイトになっています。物件の詳細住所のリストが、アイウエオ順になっていてより見やすいと感じたのは「スマイスター」でした。

入力していく項目はどちらの査定サイトもほぼ同じような項目になっています。違うところは、「イエウール」では必須入力である「年齢」。「スマイスター」では任意入力となっています。また、「スマイスター」では、査定情報の入力の後でアンケートがあり、「対面による生命保険の無料相談も申し込む」と「リフォームも検討したい」が「はい」か「いいえ」で必須入力となっています。さらに、入力は任意ですが依頼先不動産会社に伝えたいこと、という欄があり、ここに査定を依頼する企業に伝えたいことがあれば入力できるようになっています。例えば電話による連絡ではなく連絡はメールにして欲しい、電話は土日の午前中に、というような事を記入しておけば、査定を依頼する会社に一度に伝えることが出来るので便利です。

「スマイスター」は、査定を依頼するボタンを押す前に、最後の入力項目として「個人情報の取り扱いに同意する」というチェックボックスがあります。ただ、どのような内容なのかかを一応確認しようと思った時に、「個人情報の取り扱いについて」の記載が現時点ではリンクされていません。ですからプライバシーポリシーを確認したいと思った場合には、トップページの一番下にある「個人情報の取り扱いについて」のリンクをたどる必要があります。

一方「イエウール」では、「個人情報の取り扱いに同意する」のような項目はありませんが、査定依頼のボタンを押すとプライバシーポリシーに同意したと見なされるサイト構成になっています。査定依頼のボタンの下には「イエウールプライバシーポリシー」として個人情報保護基本方針が書かれていますので、ボタンを押す前に確認出来るようになっています。
どちらのサイトも入力しやすい工夫があり使いやすいのですが、どちらかと言えば「イエウール」のサイトの方がより細部まで考え込まれたサイトのように思えました。

マンション売却査定サイト「イエウール」「スマイスター」サービスは?


査定が依頼出来る不動産会社の数に違いはあるのでしょうか。依頼出来る不動産会社の数が10社という査定サイトもありますが、「イエウール」「スマイスター」いずれも査定を一度に依頼出来るのは6社までとなっています。
査定できる会社の選択肢は多ければ多いほどいいのでは?とも思いますが、実は人間はあまりに選択肢が多いと逆に「選択」ができなくなるのです。そのことは実験によって証明されています。コロンビア大学ビジネススクールのシーナ・アイエンガー教授の実験によると、24種類のジャムの売り場と、6種類のジャムの売り場では、24種類のジャム売り場の方は6種類のジャム売り場の10分の1の売り上げしかなかったという結果が出ています。
査定企業6社までの根拠はわかりませんが、多すぎず少なすぎず妥当な数字ではないでしょうか。

「安心安全」のサービスを打ち出しているのは「スマイスター」です。安心して利用出来るための取り組みとして、個人情報や物件情報を徹底管理するプライバシーマークを取得しています。また、トップページには表示はありませんでしたが、査定を依頼しようと物件情報を入力する画面に移ると、ページの上部に電話での問い合わせ窓口としてフリーダイヤルが表示されます。ですから、入力などが初めてで何か分からない事があった場合にはすぐに電話で不明点等を相談できるのは心強いです。
一方の「イエウール」ですが、特に「サービス」として全面に打ち出している感じではないのですが、利用者が安心して利用出来る取り組みはなされています。個人情報の取り扱いに関しては物件の入力欄の最後に明記してあります。個人情報の問い合わせに関しては電話での窓口があります。個人情報以外の問い合わせに関しては、電話窓口は現在見当たらなかったので、メールでの問い合わせになると思います。少し分からない事がありサイトに関しての質問をメールで送ってみたところ、初回のレスポンスがとても早く、誠実な対応を感じました。
「スマイスター」では、「不動産売却査定」だけではなく、他にも不動産に特化した専門サイトを提供しています。「買取査定」「任意売却」「賃貸管理」「土地活用」「マンション管理」「ビルメンテナンス」「不動産投資」「海外不動産投資」「賃貸オフィス」などがあります。ですから、マンションなど不動産を売却したい場合には、買取りに変更出できたり、いざという時に任意売却を依頼できたりなど、他の選択肢もあるということが魅力といえるでしょう。

「イエウール」魅力の最たるものは、登録業者の多さと言えるでしょう。大手の不動産会社から地域密着型の不動産まで幅広く、他の不動産一括サイトでは見つけられない会社から査定を受けることが出来ます。自分に合った不動産会社が見つかる可能性が高くなるといえるでしょう。

マンション売却査定サイト「イエルール」「スマイスター」サイト運営の取り組みを比較


「イエウール」「スマイスター」ともに、提携する企業の数は査定サイトの中でもトップクラスになっています。
査定を依頼出来る会社が増えていくということは、利用者にとって使いやすいサービス提供につながります。では、それぞれ提携する企業に対してどのような取り組みをしているのかを比べてみましょう。

「イエウール」では単に査定を申し込む客を紹介するというだけでなく、仲介会社にコンサルタントを派遣したり、地域で一番になるためのWeb集客の方法などのセミナーや勉強会を開催したりと、手厚いフォローで着実に提携企業を増やしているようです。
一方「スマイスター」がサービスを提供する上で最も大切にしているのは「営業マンの業務をサポート出来る存在になること」。目指しているのは媒介契約率の向上です。また、広告だけの集客に頼るのではなく、不動産の売却で悩んでいるユーザーの理解の助けになるような質の高いコンテンツを充実させることにも力を入れています。東京本社に加えて、大阪と福岡にもオフィスを設け、より質の高い不動産会社に加盟してもらう目的で、現地でスタッフが直接調査を行っているようです。

マンション売却査定サイト「イエウール」「スマイスター」結局どっちがいいの?


「イエウール」「スマイスター」2つのサイトを比較して見てきました。どちらのサイトも使い勝手が良く、個人情報などの取り扱いに関しても安心して利用出来そうです。どちらも優劣つけがたいサイトとなっています。
「結局、どちらの査定サイトを利用したらいいの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

売却したい物件が大都市ではなく地方にある場合は、「イエウール」の利用がお勧めです。提携企業の数が多いので、色々な会社からの査定額を比較することが出来るでしょう。大手企業の加盟・提携は当たり前となっていますが、中小企業を多く取り組んでいるという点は「イエウール」の特徴であり強みでもあるといえるでしょう。

「スマイスター」は10年以上不動産に特化したサービスを展開しています。マンションなどの不動産の売却以外にも不動産に関する事ならば柔軟に相談が可能です。仲介による売買以外の選択肢も考えている方には「スマイスター」が便利でしょう。

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