ご近所さんに知られずにマンションを売却する方法はある?

トラブル・特殊な物件の売却

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中古マンションの売却を考える理由は?


「中古マンションを売却したい」という理由は、人によって異なります。もともと資産運用として値上がりしそうなマンションを購入していたり、子どもが独立して夫婦二人では広すぎるため住み替えを検討していたりする人もいるでしょう。また中には「高く売れそう」と思って査定を依頼したら予想以上に高かったから売却を考えたという人や、住宅ローンが重荷になったため仕方なく売却を考えたという人もいるかもしれません。そして、せっかく購入したマンションを売却する理由として意外と少なくないのが、ご近所トラブルによるものです。近年、話題になることが多いご近所トラブル。騒音や臭いなどが原因になることもありますが、ご近所さんとの折り合いが悪い、付き合いがうまくできないなどといった理由からトラブルに発展するケースもあります。特にさまざまな人が集まって暮らしているマンションでは、ご近所付き合いがない場合でもトラブルを抱えるケースが多いものです。ベランダでの喫煙や子どもの足音、しゃべり声、マナー違反などに頭を抱え、「もう引っ越したい!」と考えてマンションを売却しようとしている人もいるでしょう。
そこで今回は、マンション内での人付き合いに嫌気がさして中古マンションの売却を考える際に役立つポイントをご紹介していきたいと思います。少々特殊な状況ではありますが、意外と少なくない事例なので、中古マンションの売却や査定を考えている方はぜひ読んでみてくださいね。

マンション内での人付き合いに問題が出てから売却する際の注意点


「マンションの住人のマナーに耐えられない」「子どもの騒ぐ声で頭がおかしくなりそう」「マンション内のママ友との仲がこじれてしまった」「マンション内で孤立している」などなど、マンション内での人付き合いで起こりうるトラブルはさまざまです。問題が大きくなると、「もういっそマンションを売却してしまおう」と思う方もいるでしょう。しかしそんなときには2つの点に注意が必要です。
まず一つ目に、中古マンションを売却しようと思ってもすぐに売れるわけではないということ。一般的に、売却には3か月ほどの時間がかかります。問題が起きてから「すぐに売却して引っ越したい!」と思っても、それから3か月ほどは売れるまで我慢しなければならなくなるのです。もちろん、場合によっては3か月以上かかることもあるでしょう。「そんなに待てない! とにかく早く出ていきたい!」と焦ってしまうと、「売り急ぎ」と言い、通常よりも安い価格で売却してしまうことになりかねません。「早く売却してしまいたい」という気持ちはわかりますが、焦れば損をするだけです。中古マンションは大切な資産。少しでも高く売れたほうがいいですよね。だからこそマンションの売却を考えるのであれば、問題が大きくなる前に、精神的な限界を迎える前に売却に必要な準備をしておきましょう。早い段階で売却査定だけでも依頼しておくのもいいですね。売却を迷っている段階でも、査定をした結果によっては「よし、売ろう」と思う後押しになるかもしれません。気軽に査定をしてみたいという場合は、ネットの一括査定サイトを利用するのが便利です。

なおもう一つの注意点は、中古マンションの売却をする際にはどうしてもご近所さんに売却しようとしていることがバレてしまうということです。
マンションを売却する際には、マンションの内覧対応をしなければなりません。「中古マンションを購入したい」という希望者が実際にあなたの部屋を見に来る(内覧に来る)ので、そのお出迎えをしたり、案内をしたりする必要があります。基本的に内覧は毎週土日に行われるケースが多いですが、1度で決まるわけではありません。毎週のように購入希望者の内覧対応を行わなければならなくなる可能性もあります。毎週のように来客があることから、ご近所さんにも「もしかして売りに出してるのかな?」と気付かれてしまう可能性が高くなるでしょう。同じフロアに敵対している相手がいる場合は要注意と言えます。
また中古マンションを売却する際には、近所にチラシをまいたりネット上に広告を出したりすることになります。みなさんもポストに近所で売り出している中古マンションのチラシが入っているのを見たことがあるでしょう。そういった広告からご近所の方々にマンションを売却しようとしていることがバレてしまうことになります。「誰にも気付かれずにひっそり売りたい」と思う方も多いと思いますが、広告を出すことによって、より高くより早く売却できるようになるのです。なぜなら、購入を希望するのは近隣に住んでいる方であるケースが多いから。「今住んでいる賃貸マンションが手狭になったから近くに引っ越したい」「親の介護のために近くに引っ越しをさせたい」などの需要があるためです。特にお子さんのいるご家庭は、お子さんを転校させなくてすむよう、近所で物件を探すことが多いと言えます。そうした購入希望者となり得るお客さんたちを逃さないためにも、チラシをまいたり広告を出したりすることは大切なのです。それでもどうしても「ご近所さんに知られたくないから広告は控えてほしい」という場合には、売却価格が低くなってしまうことを承知しておかなければなりません。

ご近所さんに知られずに中古マンションを売却するには?


ではご近所さんに知られることなく中古マンションを売却するというのは無理なのでしょうか? 結論から言うと、可能です。「買取」という売却手法をとれば、ご近所さんい知られることなく中古マンションの売却ができます。買取とはどういうことかと言うと、不動産会社に買い取ってもらうという方法です。転売を目的として不動産会社が中古マンションを買い取ってくれるので、広告を出すことも内覧対応をすることもないため、ご近所さんに気付かれることなく、しかもすぐに売却することができます。
ただし、通常の売却に比べて安くなってしまうというデメリットがあります。「価格が安くなってもいいので、周囲にバレずにとにかく早く売ってお金がほしい」という場合には検討してみることをおすすめします。買取を検討したい方は、不動産会社に買取査定を依頼してみましょう。査定を依頼する際は、複数の不動産会社に依頼したり、一括査定を行ってくれるサイトを利用したりするのもおすすめです。複数の不動産会社を利用することで価格競争が生まれ、一社に査定を依頼するよりも買取査定額が高くなる可能性もあります。
また「売却にするか買取にするか迷っている」という方は、通常の売却と買取の場合でどれくらい金額に差が出るのかを知るために、売却査定と買取査定の両方を依頼してみるといいでしょう。売却の場合と買取の場合の査定額を比較してみて、その結果によって決めるという手もあります。「買取でも査定額に満足ができる」と思えば買取ですぐに売却してしまえばいいですし、「査定額を見比べたら、やっぱり通常の売却のほうがはるかに高く売れそうだ」と思えば、ご近所さんにバレることは諦めて通常の売却を行うという選択をするのもいいでしょう。
なおご近所付き合いに嫌気がさして中古マンションの売却を行った場合は、次の引っ越し先を決めるときは慎重に決めるようにしましょう。「嫌だ」と思ったときにすぐ出られるよう賃貸にするという選択もアリです。「賃貸マンションはスペックが低そう…」と不安な方は、分譲マンションの賃貸を選ぶのがおすすめ。分譲マンションであれば賃貸でもスペックは高く、快適に生活できますよ。
新しい場所でまたトラブルに遭わないよう、マンションの居住者や管理体制もよく見極め、後悔のない住み替えを行ってくださいね。

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