「室蘭工業大学の就職は悪い」という噂は本当なのでしょうか。
理系に強い国立大学として知られる室蘭工業大学ですが、北海道内での就職が多いことから「全国的な大手企業への就職には弱いのでは?」という印象を持たれることもあります。
ですが、実際には就職率は高く、大手企業への就職例も数多く見られます。
この記事では、室蘭工業大学の就職率や実際の就職先、大手企業への実績、大学院進学の傾向などを詳しく解説していきます。
記事の最後では、進路を見据えた住まい選びとして、室蘭工業大学生に人気の学生向け物件もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
室蘭工業大学の就職は本当に悪い?
「室蘭工業大学の就職は悪い」という声を耳にすることがありますが、実際のデータを見ると、その印象とは異なります。令和5年度の学部卒業生の就職率は97.9%、実就職率(進学者を除いた就職希望者に対する割合)は93.3%と、全国平均と比べても遜色のない高い水準です。
大学院進学後の就職状況も良好で、修士課程修了者の就職率は99.5%、実就職率は96.1%を記録しています。また、博士課程修了者では就職率が100%、実就職率・進路決定率は82.4%となっており、進路の選択肢が多岐にわたる博士課程ならではの傾向が見られます。
こうしたデータからも、室蘭工業大学の就職状況が「悪い」とは言えません。特に大学院を経ることで、専門性を活かした進路選択の幅が広がっていることがわかります。
ではなぜ「就職が悪い」という印象が生まれるのでしょうか。背景として考えられるのが、北海道内の企業への就職が多いという傾向です。道外の有名企業や首都圏の企業への就職者が比較的少ないように見えることが、「全国的に見ると就職に弱いのでは?」という印象につながっている可能性があります。
しかし、実際の就職先や大学の支援体制を詳しく見ていくと、室蘭工業大学は理工系分野において安定した就職実績を誇る大学であることが分かります。
就職先はどこ?大手企業や有名企業の実績を紹介
室蘭工業大学では、全国的にも知名度のある企業や上場企業への就職実績が毎年多数見られます。
令和6年度の企業別就職先一覧には、以下のような企業が名を連ねていました。
- 川崎重工業
- 三菱重工業
- 東京エレクトロン
- パナソニックITS
- スズキ
- JFEエンジニアリング
- 全日本空輸(ANA)
- 日本航空(JAL)
- マキタ
これらはいずれも全国規模で事業を展開している企業であり、理工系分野の人材を積極的に採用している点でも共通しています。
室蘭工業大学の学生は、機械・電気電子・情報通信などの分野で専門性を高め、大学での学びを活かして希望の業界に進んでいます。また、北海道内だけでなく、首都圏や中部・関西圏の企業への就職も多く、進路選択の幅が広いことも大きな特徴です。
地方国立大学でありながらも、確かな技術教育と就職支援体制を通じて、室蘭工業大学は毎年安定した実績を築いています。
北海道内の就職が多い理由
室蘭工業大学の就職先は、北海道内の企業が比較的多い傾向があります。その背景には、大学の立地や地域産業とのつながり、学生の出身地など、いくつかの理由が考えられます。
まず、大学所在地である室蘭市を含む北海道は、製造業、建設業、エネルギー関連などの産業が盛んで、地元企業や北海道に拠点を持つ大手企業とのつながりが強い地域です。大学と企業が共同研究やインターンシップなどで関係を築いており、そのまま就職につながるケースも少なくありません。
また、学生の多くが北海道出身であることも、地元志向の就職を後押ししています。生活基盤や家族との距離、生活コストなどを考慮し、北海道内での就職を希望する学生も多い傾向です。
こうした背景は、卒業生アンケートの結果からも見えてきます。道内企業に就職した卒業生からは、次のような声が寄せられています。
「室工大出身と言うだけで、周りの人から凄いと言われる。」
「道内では知名度があり、出身校の説明が楽だった。」
参考:室蘭工業大学 平成17年~24年 卒業生アンケート <参考>問 14.室蘭工業大学出身で良かったと思う点、良くなかったと思う点(全文)
企業アンケートでも、室蘭工業大学卒業生を採用する理由として、次の項目が上位に挙げられています。
「過去の卒業生の実績が認められるから」(68.6%)
参考:室蘭工業大学 令和6年度 企業アンケート 5.本学卒業者の採用理由
こうした高い評価と信頼関係も、北海道内での就職が多い大きな要因です。
とはいえ、室蘭工業大学の就職先は道内だけに限らず、首都圏や中部・関西圏など道外の企業への就職も毎年一定数あります。希望すれば全国規模の企業への進路も十分に可能です。
大学院に進学する学生は多い?
室蘭工業大学では、学部卒業後に大学院へ進学する学生が毎年一定数います。2025年度には、博士前期課程に224名、博士後期課程に11名が入学しました。学部新入生が642名であることから、修士課程への進学率はおおよそ30〜35%程度と推定でき、過去数年を通しても進学率は3割前後で安定しています。
工業系単科大学として技術者養成を重視しているため、学部卒業後にそのまま就職する学生と、さらに専門性を高めるため大学院へ進学する学生が混在しているのが特徴です。全国の理工系国立大学と比べても、進学率は平均的な水準といえます。
進学先は室蘭工業大学大学院が多数を占めますが、他大学の大学院に進む例も少なくありません。特に北海道大学大学院への進学は比較的多く、東京大学、京都大学をはじめ、首都圏や他地方の国立大学院、有力私立大学院を目指す学生もいます。
こうした他大学院への進学は、研究したいテーマや将来目指す職業に合わせて選ばれることが多く、学生にとって自然な選択肢となっています。
就職を支える室蘭工業大学の充実したサポート体制
室蘭工業大学では、キャリア支援センターを中心に、学生一人ひとりの進路に合わせた就職サポートが行われています。求人情報や企業説明会の提供だけでなく、エントリーシートの添削、面接練習、OB・OG訪問の仲介など、きめ細かな支援が特徴です。
学内で開催される合同企業説明会には、北海道内外から多くの企業が参加し、採用担当者と直接話せる機会が設けられています。こうしたサポート体制により、多くの学生が安心して就職活動に臨める環境が整っており、特に理工系専門職に強い大学として企業とのパイプも太いのが強みです。
このように、室蘭工業大学は学生が希望する進路を実現できるよう、多方面からのバックアップ体制を整えています。
就職にも通学にも便利!室蘭工業大学生に選ばれる学生向け物件とは?
室蘭工業大学は、高い就職率や幅広い進学実績、そして充実した就職支援体制によって、多くの学生が希望に沿った進路を実現しています。地元企業との強いつながりや全国規模の企業への就職機会に加え、理工系単科大学ならではの専門性の高さが大きな強みです。
こうした環境で学びや活動に集中するためには、通学や生活の利便性も大切なポイントです!大学近くには、学生の暮らしを支える物件が多く揃っています。
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