レインズと不動産業界の関係を知って、マンション売却の流れを掴む

売却の流れと基礎知識

レインズ登場前の不動産業界


レインズができたのは、平成2年5月です。
今回、千葉で30年以上不動産業を営むKさん(75歳)に、当時のお話を伺うことができました。

レインズができるまでは、マンションを買いたい人は、不動産会社を一軒ずつ訪ねるか、チラシ、新聞広告などで探すしか方法がなかったそうです。

不動産会社も、自分が請け負ったマンンション売却のためのチラシを手製で作成したり、窓にマンションなどの物件情報をポスターにして張ったり、同業者とマンション売却の情報を交換しあったりと、当時はアナログの方法でおこなっていたそうです。

マンションを買いたい人も、物件の情報は、不動産会社ごとで違いましたし、閉鎖的だったこともあり、探すのは一苦労だったようです。

一方、その頃にも、不動産業者向けに宣伝活動をおこなっていた会社はありました。
今のマイソク(当時は毎日速報社)やアットホームです。
その会社から、売却を請け負ったマンションなどの図面や概要が書かれた物件の紙を、週に一度位の間隔で届けてもらっていたそうです。
その紙が、物件の詳細が得られる一番の情報源だったとのことです。

現在、不動産業界では、物件情報が書かれた紙のことを「マイソク」と呼んでいます。
これは、その紙を持ってくる際に「マイソクでーす」と言って置いていったからだそうです。

レインズ登場後の不動産業界の発展


平成2年5月、現在の国土交通省により各不動産業者が別々に持っていた物件情報を共有できるように1つにまとめ、全国の物件を物件番号、値段、住所、マンション名、などで簡単に検索する事ができるようになりました。レインズの登場です。

不動産会社をたくさん回らなくても、マンションの売却情報を一度に見つけ出せる画期的なシステムのお陰で不動産業界は活性化していきました。

また、IT技術の向上により、情報処理能力も進化したことによって、サイトも少しずつ改良されていきました。
マンションなどを売買する時にも、自社の取り扱いだけでなく、全国の物件を取り扱うことができるようになり、マンションなどの物件の取り扱いも大幅に増え、迅速に売買できるようになりました。

レインズシステム利用実績報告書によると、2018年3月だけでも東日本全域で物件情報検索などを含めた総アクセス件数は、およそ4439万件に達しています。

2020年東京オリンピックに向けて、特にマンションの流通が増加しています。
今では、どこの不動産会社でもレインズを使用して、全国のマンションなどの物件情報を検索することができます。

個人で、マンションなどの物件を探す場合は、インターネットで検索することも可能です。
しかし、レインズは不動産会社の間で物件の情報を交換できるシステムです。
マンションを売却する場合は、信頼できる不動産会社を探し、レインズに掲載してもらうことが、マンション売却を成功させる秘訣なのではないでしょうか。