中古マンション売却査定のポイント(119)中古マンションの立地

売却の流れと基礎知識

「子供も大きくなったし、マンションの住み替えを考えてみようかな」
「不動産投資をしているんだけど、いいタイミングで売りたいなぁ」
その他、離婚・転勤など様々な理由で中古マンションの売却を考えていらっしゃる方!
出来るだけ自分の理想に近い形で、売却活動を進めていきたいと思いませんか?!

家は人生に一度の大きな買い物、ではなく二度三度ある時代になってきているとはいえ、不動産の売買は人生において大きな機会です。
自分の物件の何が魅力で何がウィークポイントなのか把握しておくと、査定や交渉でも有利です。
是非、中古マンション売却査定のポイントを押さえて、納得のいく取引をしていきましょう!

中古のマンションを価格査定に出した際、金額を決める主な条件の中で、「立地・間取り・設備」にスポットを当て3回のシリーズでポイントをまとめてお伝えしていきます。

1回目の今回は、「立地」です。
皆さんはマンション購入を決める際、最初に「どこに住むか」を考えませんか?
「どの物件に住むか」は「どこに住むか」の次に考える選択肢。
お子さんの学区や通勤時間などから大体の場所を検討されているかと思います。
そのため、交通の便が悪かったり、人気のない土地だったりすると、いくら新築でデザイン性の高いマンションでも査定金額は上がりにくいです。

また、同じ地域でも物件の最寄駅によって価格が大きく左右されます。
人気の駅か、人気の沿線か、急行は止まるか、始発かなどです。
「人気のエリアだから!」と、強気に価格査定をおこなって、実際の値段を見てがっかりする方もいらっしゃいます。

新築マンションでも中古マンションでも人気が出るのは駅からあるいて5分圏内。
都内では10分ほどでも十分ですが、地方に行くと5分圏内がポイントなんです。
最寄りの駅から5分圏内で、駅と物件との動線上に買い物ができる場所があるとなお良いでしょう。
できればコンビニよりもスーパーの方が人気。査定金額にも大きくかかわります。
商店街がある町だと、道も明るく子どもや女性も安心と人気のため、売却活動が早く終わる傾向が。

駅と物件との間に風俗店があるような場所も、駅から近かったとしても人気がなく、査定金額に影響が出ます。
女性や子ども連れの家族は敬遠するため、購入希望者が集まりにくい傾向が。
もしくは購入価格の値下げ交渉されることが多いでしょう。

安心安全で、かつ歩いていて楽しくなる街の、駅から徒歩5分以内の物件は査定価格が高めな事が多いです。
そんな物件は、築年数が古くても、中古マンションの人気が高いので売買活動が盛ん。
賃貸でも空室が少なく賃料がなかなか下がりません。立地は一番重視されます!
マンションを購入された時よりも、町がいい環境になっている場合には、いい査定金額が期待できるかもしれません。

「立地が良くないから、査定価格は期待できないのか…」
いえ!そうではありません!!
ウィークポイントを押さえつつ、ご自身の所有マンションの強みをしっかりアピールしていくことが、中古マンション売却において重要なポイントです。
次回は「間取り」についてお伝えします。