女性がマンションを買うなら30代前半!将来売却できる物件を選ぼう

売却の流れと基礎知識

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新築分譲マンションの広告で最近たびたび目にするようになったのは、働く女性向けにデザイン性やセキュリティの高さをアピールした物件です。会社の中での立場や働き方にも慣れて落ち着いてくる30代、そろそろ自宅のマンションを購入しようかと検討している方も多いかもしれません。

今回はマンション購入を検討している女性に向けて、初めてのマンション購入で知っておきたい情報や、マンション購入に成功するポイントなどを不動産会社スマートアンドカンパニーがお伝えしていきます。

・女性がマンションを買う適齢期
・将来売却を視野に入れたマンション選びが女性にとって重要な理由
・将来売却できるマンションの特徴

女性がマンションを買うなら30代前半がいい理由

30代前半はマンション購入適齢期

マンションを購入する年代は30代前半が多い

一般社団法人不動産流通経営協会が平成30年に発表した「首都圏・関西圏・中部圏を対象とした『ひとり住まい』の持ち家ニーズ調査」の調査結果によると、次のことがわかりました。

「ひとり住まいの持ち家購入者の特徴」
24歳から34歳:約31%
35歳から44歳:約32%

「専有面積50㎡未満のマンションを購入している年代
24歳から34歳までの割合がもっとも高い

このデータから、30歳代でマンションを購入する人が多いことがわかります。もちろん40代でマンション購入を検討する方も実際多いと思いますが、マンションを買う適齢期は実は30代前半だといえるのです。その理由を説明していきたいと思います。

マンション購入の適齢期は30代前半の理由

マンション購入の適齢期を考えると30代前半がいい理由は2つあります。

65歳までにローンが払い終わる

理由の1つ目は、65歳までに住宅ローンが払い終わる年齢であるという事です。
マンションを購入する場合はほとんどの方が住宅ローンを利用すると思います。30歳で35年の住宅ローンを組み返済を始めた場合、完済は65歳です。最近では60歳で定年を迎えた後、再雇用制度で65歳まで契約社員として雇用されるパターンが多くなっています。ですから、30代前半にローンを組めば収入があるうちに住宅ローンの返済が終わることになります。

毎年国税庁から発表される「民間給与実態調査」で平均的な給与のデータを見てみましょう。平成29年度の年齢階層別平均給与は20歳から24歳は258万円、25歳から29歳が351万円、30歳から34歳が403万円と、50歳から54歳の504万円をピークに上がり続けています。その後は徐々に下がり、60歳から64歳では378万円と30歳から34歳以下の年収にまで下がります。さらに、女性だけの年齢階層別の平均給与を見ると、20歳から24歳が243万円、25歳から29歳の318万円がピークで59歳まではほぼ横ばいが続き、60歳からは20代の平均給与よりも落ち込んでしまいます。

住宅ローンで借りる金額というのは一般的に年収の5倍以下が無理のない金額であるとされます。ほとんどの銀行では、年収300万円以上でなくては住宅ローンの審査に通りません。20代の頃に比べると30代では収入が増えているので住宅ローン審査も通りやすくなります。また、年収が増えたことにより借りられる額も多くなるでしょう。

住宅ローンは、借りた直後は最も負債額が大きく、その後は返済していく年数につれて負債額が減っていきます。30代前半のうちに住宅ローンを組んでマンションを購入しておけば、収入が最も多くなる50歳代では負債が減っているため貯蓄の方が多くなりその分老後に備える事ができます。逆に言うと若いうちに住宅ローンを組んでおかないと50代でも大きな負債が残ってしまう事になり、貯蓄に回せるお金が少なくなってしまいます。余裕をもって住宅ローンを返済するには、若いうちにマンションを購入した方が良いことになります。

30代前半で収入が安定してくる

理由の2つ目は、30代前半と言えば、職場でのポジションも確立され、収入的にも安定してくる時期だからです。収入が安定することでこれからの将来設計を立てられるようになり、マンション購入の際も将来を見通した上で臨めます。

収入がある程度安定しローンを最長期間で組める30代前半でのマンション購入がおすすめというわけです。

30代女性のマンション購入は将来の生活環境の変化を視野にいれる

30代女性のマンション購入ポイント

マンションを選ぶ基準は人それぞれ違うでしょう。たとえば、現在の職場から近い場所がいい、ベランダの広い部屋がいいなど色々あるでしょう。

しかし女性の場合は将来の生活環境の変化を視野に入れて物件選びをする事が重要です。

女性にとって将来売却できるマンションがいい理由

先の事は誰にもわかりませんが、30代女性がマンションを購入する場合には、売却する可能性も視野に入れて物件選びをすることで将来のリスクに備えることも可能になります。

たとえ一生住み続けるつもりで購入したマンションであっても、その後の様々なライフステージの変化や、仕事の都合、あるいは親の介護などの理由で住み替えのため売却をしなければならない場合もあるかもしれません。ずっと独身で過ごすと思っていても、良い人との縁があり、結婚をする場合もあります。結婚をすれば、独身用のマンションでは手狭になってしまいますね。

女性にはさまざまなライフステージがあり、転勤、結婚、出産、親の介護など、人生の中で起こるイベントによっては住み替えをしなければならないケースも出てくる事を考慮しておきましょう。結婚したり親と同居したりする場合、マンションを所有したままだと費用(ローン代、管理費、固定資産税など)がかさむため、売却をした方がいいのです。
ただし売却して住み替える時にローンが残っている場合はローンを一括返済する必要があります。売却出来ない場合、住み替えは難しくなってしまいますから、将来売却できるマンションを選んでおくことが必要になるというわけです。

将来売却を成功させるためには、どんな事に注意して物件を選べばいいのでしょうか。マンションを売却して住み替えるためには、売却した時にその売却価格で残りの住宅ローンが返済出来ることが重要になってきます。また売却したい時にすぐに買い手がつくマンションを選ぶ事が重要でしょう。

住み替えの際、マンションをできるだけ高く売却したい、スムーズに安心して売却できる不動産会社に任せたいという場合には、マンション売却の一括査定サイトを利用するのがおすすめ。当サイトのトップページでは、人気の一括査定サイトランキングを紹介していますので、それぞれの特徴や口コミを比較しながら、ぜひ利用してみてください。一括査定サイトなら、自宅にいながら一度に複数の不動産会社に売却査定を依頼できるため、売却査定額や対応などを比較しながら最も信頼できる不動産階差を選ぶことが可能です。

30代女性が買うべきは将来売却ができるマンション

将来売却できるマンションとは

売却しやすいマンションとはどんな物件でしょうか。値崩れのしにくい資産価値の高い物件、つまり、将来マンションを売却する場合、他の人が買いたいと思える物件かどうかという事が重要になってきます。

マンションの資産価値は、まず立地条件で決まります。例えば、最寄り駅からも近く、都心部へのアクセスがしやすいことがあげられます。生活利便性も資産価値を高めるポイントです。スーパーなどの商業施設、医療機関、学校が周辺に揃っている場所は利便性が高いといえます。30代独身女性のマンション購入では、将来マンションを売却する可能性も考えて資産価値の高い物件選びをすることが重要といえるでしょう。

将来売却できる30代女性におすすめのマンションとは

では30代の単身女性がマンションを購入する場合、具体的にどんなマンションなら将来売却しやすいのか、その特徴を見ていきましょう。

間取り:1LDK

値下がりしにくく、将来高値で売却しやすい単身女性向けマンションの間取りは、1LDKと言えます。
その理由は、1LDKの場合40平方メートル程度の広さがあり、住みやすいのはもちろん、結婚したとしても、子どもが産まれるまでは夫婦でそこへ住み続けられるからです。価格的にも1LDKなら都心でも3,000万円程度から購入できるため、単身女性でも手に入れやすいでしょう。
また1LDKは都心の便利な場所にしか作られないため、値下がりしにくいのも特徴。将来的に賃貸に出しても売却しても、シングルやDINKSに需要があるためおすすめです。

立地:駅徒歩10分以内

立地は駅から徒歩10分以内のマンションがおすすめ。
理由は、駅近なら需要があるため、売却しやすいことが挙げられます。特に単身者の場合は通勤で駅を利用する方が多いですから、駅からの距離は重要になります。また住みたい街ランキングに入っているような人気の街や、夜遅くまで営業しているお店の多い街なども利便性が高く人気のため、売却しやすいと言えます。

築年数:新築か築浅の中古マンション

築年数については、新築か築浅の中古物件がおすすめです。理由はやはり、高く売却できるから。築年数が浅いと最新設備が整っていたり、セキュリティー対策がしっかりされていたりといったメリットもあり、人気が高いのです。

30代の単身女性が将来の売却を見据えてマンションを購入する場合は、値下がりしにくく需要の高い、資産価値のあるマンションを選びましょう。

 

データで見る女性のマンション購入の実態

データからみる購入層の実態

これからマンションを購入しようと考えている方にとって、既に購入に踏み切った女性たちの年代や年収、貯蓄額などは気になる点だと思います。実際のデータから購入層の実態をチェックしてみていきましょう。

先にご紹介した一般社団法人不動産流通経営協会が平成30年に発表した「首都圏・関西圏・中部圏を対象とした『ひとり住まい』の持ち家ニーズ調査」の調査結果について、女性のデータに絞ってみていきましょう。

男女比較では女性の方が購入する年代が高い

「購入を検討している中で50㎡未満の物件を実際に購入した単身者」
男性:71.5% 最も多い年代「25~34 歳」(46.1%)
女性:88.0% 最も多い年代「35~44 歳」(37.6%)、「45~54歳」(27.1%)


比較的年齢の若い30代前半のうちにマンションを購入している事が分かりますが、男女を比較すると女性の方が実際に購入に踏み切る年代が高くなっています。

平均年収は男性の方が高いが住宅購入金額は女性の方が高い

マンションを購入した単身者の男女差に注目して見てみましょう。

「平均年収」
男性:503 万円
女性:387 万円

「平均金融資産」
男性:1,002 万円
女性:1,016 万円

「平均住宅購入金額」
男性:1,798 万円
女性:2,086 万円

「職業」
男性:職業は分散している
女性:事務職正社員が43.5%と高い

平均年収は女性の方が低くなっていますが、金融資産、住宅の購入金額は女性の方が高くなっています。女性の購入層の職業は事務職が多く、給与は残念ながら男性と比較して高くない場合が多いかもしれませんが、その分コツコツと貯蓄をする堅実な一面が見えます。

女性は現実的で合理的なマンション選びをする傾向

「男性と女性で異なるのは、「将来も一人暮らし」であると考えている比率が男性の83.1%に対して、女性は87.5%と高いことである。男性の場合には「将来は配偶者と住む可能性がある」が20.9%と高いのに対して、女性の場合は10.8%となっており、また女性は「老後は持ち家のほうが安心である」と思う比率が90.1%と男性の67.9%よりも顕著に高くなっている。」

「住宅購入検討理由(複数回答)では、女性の方が「家賃がもったいない」「老後の安心のため」「資産性」といった項目の比率が男性よりも高く、「親元を離れたかった」「住居費が高かった」「持ち家の方が格好よい」「金利が低いので」といった項目の比率は男性の方が高い。また、物件に対して譲れない条件は女性の方が厳しいことが特徴的である。」

「検討時の中古マンション検討比率も、男性の39.9%に比べて女性は64.9%ときわめて高い。実際に中古マンションを購入した比率も男性30.5%、女性44.5%と検討段階の比率とほぼ同じ程度になっている。このことは、女性の方が所得の低さ等を考慮した、より現実的で合理的な住宅選択を行っていることを示唆している。」

一般社団法人不動産流通経営協会「首都圏・関西圏・中部圏を対象とした『ひとり住まい』の持ち家ニーズ調査平成30年」より


中古物件は新築よりも割安で購入できますが、とはいえ前述にあるようにマンションの購入金額の平均は男性より女性の方が高くなっています。決して中古物件が安いから、という理由だけで物件選びをしているわけではない事が分かります。その背景を考えると、女性は一生住み続けることを前提に、立地の良さ、間取り、広さにこだわって物件選びをしている点があげられるでしょう。

単身女性のマンション選びで知っておきたいポイントとは

マンション選びのポイント

女性のマンション選びは、将来売却できる物件を選ぶ事が重要ですが、他にも単身者の女性が初めてマンション選びをする際に、気をつけておきたい点がいくつかあります。

ここでは女性の物件選びで特に押さえておきたいポイントを説明していきたいと思います。

セキュリティはしっかりしているか

女性のひとり住まいでは、まず考慮するべきはセキュリティでしょう。しかし、どのような設備があれば安心と言えるのでしょうか。

セキュリティのしっかりしたマンションではどのような設備があるのかを見てみましょう。

・防犯カメラがエントランスや自転車置き場だけでなく、建物の外(敷地内)にも設置
・エントランスでのダブルチェック
・エレベータ内の不審者検知で自動停止
・玄関ドアの鍵が2カ所ある(ダブルロック)
・ピッキング防止のディンプルキー
・インターホン(できればTVモニター・録画機能付き)
・オートロック
・管理人が常駐している


他にも、昼間留守になりがちな単身者向けの間取りだけのマンションではなく、ファミリータイプの間取りも混ざっているマンションの方がおすすめです。また、あまりに大規模すぎるマンションでは不審者が入っても気がつきにくく管理人の目が行き届かない場合もあります。管理人が居住者の顔を見分けられるくらいの中規模マンションの方がより安心感が得られるでしょう。
最近の新築分譲マンションではセキュリティのしっかりしたマンションが多くなっています。しかし、中古マンションの中にはセキュリティ対策が甘い物件もあります。最低でも玄関ドアのダブルロックとピッキング防止は必須でしょう。
しっかりとセキュリティが整ったマンションを探すのは難しいかもしれませんが、しっかりチェックしておくべきでしょう。

月々ローン返済額が家賃を上回らないようにする

「せっかく持ち家を購入するのだから、立地条件に加えて広さや間取りには絶対こだわりたい」そう考えて物件選びをしている方も多いでしょう。とはいえムリは禁物です。毎月のローンの返済額が現在の家賃支払額を上回ってしまうような物件だと、将来的に支払いがきつくなる可能性があります。マンションの場合、年数が経つにつれて管理費や修繕積立金が値上がりする可能性もあります。万が一返済が厳しくなると売却するか、最悪の場合は競売などでせっかく手に入れたマンションを手放す結果にもなりかねません。毎月の住居費は現在の家賃くらいに抑えておくべきでしょう。

中古マンションは借入期間・管理費修繕費をチェック


中古マンションを購入する場合には、借入期間が短くなる場合もありますので、注意が必要です。中古物件の場合築年数が関係してくるため、返済期間25年でしか借りられないといった場合もあるからです。返済期間は長く設定出来ればその分毎月の返済額は少なくて済みます。返済期間が想定より短かったため毎月予定していた資金計画よりオーバーしてしまうといった事態も起こりえます。また、中古物件の場合、修繕積立金や管理費が高額になってしまっている物件もたまに見かけます。物件価格だけに注目してしまうと見落としがちになりますが、修繕積立金や管理費はローン返済の他に毎月支払わなければならない費用となります。これがあまりに高額な物件だと生活を圧迫しかねません。物件価格だけではなくしっかりとチェックしておくべきでしょう。

頭金は計画的にしっかり準備しておく

1000万円の頭金を準備してマンションを購入するという方もいますが、家賃を支払いつつそれだけの金額を貯めるのは大変だと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし頭金に関しては、最低でも1割程度は準備しておくべきでしょう。頭金ゼロでもローンが組めるとしているマンションも見かけますが、頭金がない分借入額が多くなり、毎月の返済額は高くなってしまいます。当分の間は低金利が続く予想ではありますが、将来のリスクにも対応出来るように出来るだけ借り入れる額は抑えておくべきでしょう。

まとめ

まとめ

マンションの資産価値は、まず立地条件で決まります。生活利便性も資産価値を高めるポイントです。スーパーなどの商業施設、医療機関、学校が周辺に揃っている場所は利便性が高いといえます。30代独身女性のマンション購入では、将来マンションを売却する可能性も考えて資産価値の高い物件選びをすることが重要といえるでしょう。

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