マンションを売却するときの内覧は居住中でもできる?

内覧のポイント

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「居住中の売却は大丈夫?」という疑問は、マンションに住みながらの売却が成功するのかという疑問でしょう。
その疑問は、マンションの売却を真剣に検討されていれば、誰しもが思うかもしれません。
でも、安心してください。その答えは、「売却できます。」と申し上げます。そう、問題はないのです。実際、中古物件の場合、居住しながらの売却となるケースは少なくありません。

なぜなら、売却マンションを空き家状態にするためには、ほかに居住エリアを設ける必要があります。そのため、その分の費用が余分に発生することとなります。つまり、経済的に負担が多くなってしまうのです。実際には、売却予定マンションのローンがまだ残っている場合も多く、住居費が2倍になってしまうケースもあるのです。そうした事から、マンションが無事売却されるまで、そこに居住するケースが少なくありません。ですので、マンションに居住しながら売却をするということは、極々普通のことなのです。

しかし、居住しながら売却をするということは、居住しながらの内覧を実施するということを意味します。そのため、マンション内覧に備え清掃等の準備は十分にしておく必要があります。そして、内覧希望が、入った場合は、できる限り内覧希望者の予定に添って内覧できるよう心がける必要もあります。とはいえ、費用面を考えただけでも居住中の売却を選択する人が少なくないのも至極当然のことでしょう。

次に、視点を変えて、購入希望者にとって、居住しながらの売却は、どうなのか考えてみましょう。
一般的に、内覧希望者からするとマンションが空き状態の方が気兼ねなく内覧できるという心理的メリットは確かにあります。しかし、実は大きな落とし穴があります。
それは、マンションも含め家は、人が住まないと傷むということです。具体的には、人が住まないということは換気もされにくく、水道も使用されないため、水回りのトラブルが発生しやすくなったり、場合によっては水回りから悪臭がするようになる事例が多くあります。
つまり、人が住んでいることによってマンションが傷まずに保全されているという側面があるのです。特に、昨今のマンションは気密性が非常に高いため、空き家状態にすればアッという間にカビだらけ…という状態を招きかねません。
ちなみに、空き部屋となっている物件の場合、これらトラブルを防ぐため、小まめに水回りに気をくばり、水道を流したり、換気したり、する必要があり、マンションの傷みがないかを頻繁にチェックをしなくてはなりません。これは、売却を考える上では、大きな負担となる場合もあります。

さらに、今現在、居住されているということは、水道、ガス、電気も問題なく使用されているわけですし、水漏れ等の生活に密接したトラブルが回避できていることも一目瞭然分かることでしょう。

まだまだ、メリットがあります。それは、実際に家具類を設置した時の広さを実感できることです。家具もない状態の空部屋は、実際よりも広く見えるものです。錯覚なく正確な広さを把握できることはメリットの一つといえるでしょう。そして、もう一つ、居住者がいる物件ならではのメリットとして、居住者に直接、両隣や上下階にどんな方かお住まいかも伺えますし、管理組合等の人間関係など、実際に住んでいる方ならではの情報を伺えるというのもがあります。これは、大きなメリットといえるのではないでしょうか。

居住中のマンション売却は、こういったメリットを上手に生かし、マンションの早期売却の近道としたいものです。

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