中古マンション売却査定のポイント(163)離婚でマンション売却

トラブル・特殊な物件の売却

最近は3人に一人が離婚する時代。
シングルマザーをシンママと呼ぶようになったり、子育てしているパパも多かったり
離婚は、昔ほど珍しいことではなくなってきました。

ただ、離婚で困るのは財産分与。
マンションを二人の名義で購入していたり、ローンがまだ残っていたりと
なかなかお金が絡んでくると簡単ではないですよね。

奥様、旦那様それぞれの事情がありますから、
マンションをすぐには売却できない方も多いと思います。
お子さんが居たりすればなおのこと難しいです。

特に多いケースは、マンションを中古として売却してしまうと仕事や学校などの都合で、問題が出てくるので、「売却する!」と決断できなのが現実ではないでしょうか。
そこで今回は、離婚で中古マンションを「売却する!」と決断できない皆さんに
その時はどうしたらいいのかお伝えしたいと思います。

また、その際には中古マンションの価格査定が必要となってきますので
そのポイントもまとめてご案内します。
ご自身もお相手も、お互いできる限り納得した上で
離婚のための協議をしていくサポートが出来たらと思っています。

離婚となった時に何故中古マンションを売却する必要があるのか

 

離別するに伴って、これまで住んでいたマンションを売ることを選択する方が
多くいらっしゃいます。
家族の思い出の場所でそのまま住み続けるのは精神的に厳しかったり、
ローンの支払いをどちらか一方のみでしていくことが金銭的に難しかったりと、
理由は様々です。

他にも、夫婦二人の名義で共有資産としてマンションを共有している
マンションは夫の名義で購入したが連帯保証人に妻がなっている
財産分与をする際に、金額をはっきりさせるためにマンションも査定する
という理由で売却する方がほとんどです。

しかしながら、これまで生活していたところですから、
そのマンションは生活拠点、すぐ売る決断はなかなか出来ないですよね。
学区や通学路のことも考えて購入したのではないでしょうか。
お父さんの会社への通勤の乗換や時間も考慮して決めた場所かと思います。

仕方ないことではありますが、離婚してそのマンションを離れることで
生活が大きく変わるターニングポイントになることでしょう。
中古マンションを売却することで人生の転機を迎えると言っても過言ではありません。

環境を変えたくないから、子供のためもしくは、夫婦どちらかの仕事への影響を考えて
「このマンションはしばらく売らないでおこうか…」と、
そう考えがよぎることもあるかもしれませんが、離婚のときには
後々のことを考えてマンションは売却するほうが賢明でしょう。
早めに先ず査定には、ひとまず出してみることをおすすめします。

そして、どうしてマンションは売ったほうが良いのか、
それぞれご説明していきますので、決意を固める材料に使ってください。
相手を説得する時にも利用できるかと思います。
じっくり1つ1つ確認していきましょう。

マンションが共有名義となっている方はどうしたらいいのか


「これから二人で、ここで生活していくんだね」そう話したりしながら
胸躍らせてマンションを夫婦で共有資産として購入した方も多いと思います。
残念ながら、離婚となった際には共有資産であることが厄介だったりもします。
今後、前を向いて進んでいくために必要な手続きですから、
これを読んでめげずに頑張って対処しましょう。

マンションを旦那さん奥さん二人の共有の名義で購入している方は
離婚とともに売却するのが一般的です。
共有の持ち物になっていますので、中古マンションとして売却する時には
そのマンションを共有している方、全員の同意がなければなりません。
売却だけではなく、名義の変更などすべてにおいて全員の承諾が必要です。

例えば、離婚した後も元夫婦の共有資産としてそのマンションを持ち続けていると、
「やっぱりマンション売ろうかな」と思った際に共有名義ですから、
元旦那さんもしくは元奥さんに連絡して、了承をもらわなければならないんです。
想像しただけで億劫になりませんか?!(笑)

相手や自分が再婚していたり、離婚でもめた後だったり、親権や養育費のことだったり。
なかなか円満で離婚できるとは限りませんから、
悩みの種は出来るだけ少ないに限ります。

また税金関連でも困ったことがあります。固定資産税や都市計画税などです。
税金は離婚しているかどうかは関係なく、
マンションを所有している限り払い続ける必要が出てきますので、
共有名義でしたら、ぜひ中古マンション売却をおすすめします。
もめないうちに早めに!一括無料査定で中古マンションを売る準備をしましょう。

もしくは、ほかの対処法としては、
マンションの名義を共有名義から個人名義に変更することです。
その為には、夫婦どちらかの共有持分を、ほかの共有者に売却することです。
そうすることで共有財産ではなくなります。

どちらか一人の所有財産となりますから、離婚後もそのまま住むこともできます。
ただ、どうしても元夫婦間での売却ですから後から揉めることもあるそうです。
そこに住み続けていることで相手がどこにいるかも把握されている状況ですので、
円満離婚できる場合はこの方法でもいいでしょう。

売却時の値段や、条件など、後々もめないように話し合う必要があります。
二人でなんとなく口頭で価格を決めると問題が起こりやすいので、
やはり不動産会社の中古マンション価格査定に出すことがいいでしょう。

妻が連帯保証人をしているパターン

 

これも非常に多いケースで、マンションは夫の名義で契約したが、
連帯保証人に妻がいる場合です。

自営業の方はなかなか高額のローンを単独では組めないので、妻が連帯保証人になった、
購入したいマンションの総額に対して年収が少ない場合、
まだ会社に勤めて間もなく、年数的にローンを単独では組めない等
銀行から妻が連帯保証人になることを条件としてきます。

結婚した当時は、「二人で頑張ろうね」「私があなたを支えるわ」と
何の迷いもなく連帯保証人になったかっもしれませんが
離婚となった時にはこれが厄介になるんですよね。

万が一、連帯保証人になっていることをうっかり忘れて離婚したら最悪です。
離婚した後、いつも通りの日々を送っていたら
突然住宅ローンの請求が来ることになった!ということも…
せっかく新しい生活を歩んでいたり、再婚していたりとリスタートを切ったのに
その日々に影を落とすことになりかねません。

離婚後、しばらくしてから元夫が夜逃げしたとか、務めていた会社を辞めていたとか
様々な理由から住宅ローンが払えなくなり、
連帯保証人の元へ住宅ローンの返済請求が来る場合があるので要注意です。

男性のほうが精神的に弱いことがありますから、
離婚後の生活があれるという話をよく聞きます。
絶対に、連帯保証人からは外れることを忘れないようにしましょう。

マンションの価格も財産分与に入れるために査定する

 

これまでの結婚生活で2人で築き上げた財産を、「離婚」となったら分けることとなります。
それが財産分与です。
現金貯蓄がすぐ思い浮かぶと思いますが、マンションも財産ですので
忘れずに財産分与の計算の中に入れましょう。

元夫ひとりの名義だったとしても、結婚生活を送る中で契約した等
共同で築き上げた財産の場合は、財産分与の対象です。
妻も家事や育児などで夫のサポートをしていたから、
その財産を築くことが出来たとみなされます。しっかり権利を主張しましょう。

家にある、テレビ・冷蔵庫などの家電、家具、自家用車、保険証券なども
財産分与の対象ですが、不動産は金額が大きいですよね。

財産分与をするときは、夫・妻で半分に分けます。
所有していた中古マンションの価格が5000万円の場合、2500万円ずつとなります。
もし、マンションをすぐ売却せずどちらかがそのまま住むときには、
住み続ける方がそのマンションをもらうことになるので、
マンションを出ていくもう一人に、半額分を支払うこととなります。

もしくは、よく芸能人の離婚のニュースでも耳にしますが、
一緒に住んでいたマンションを譲ることで現物による分与、という方法です。
離婚にはお金の話が嫌でもついてきます。面倒でも最後までしっかり話し合いましょう。

マンションの価格は中古であっても、とても大きな価格なので
査定に出して、その価値を知ることは大切です。

不動産会社を通じて第三者へマンションを売却せず、
夫婦間でマンション価格を決める時にも、
不動産会社が行っている中古マンション売却査定をおすすめします。

どんな時でも、売却査定が大切


離婚する時にはいろんなパターンがありますが、
いずれにせよ、マンション価格査定はする必要があります。
中古マンションの価格については不動産のプロに判定してもらいましょう。

これから離婚しよう、という二人で価格を決めるなんて
離婚をさらに遠いゴールにすることとなりますので、止めた方が賢明です。
相手ともめて「離婚してやらない」なんて言われたら負のスパイラルにはまります。

離婚に伴う中古マンション売却査定の一番のポイントは、
「相手を納得させる」につきます!今はネットで簡単に査定できますから、
住んでいる中古マンション売却時の価格を客観的立場の不動産会社に出してもらい、
そのうえで財産分与の話し合いをしましょう。

その際、1社だけではなく、5社くらいの複数の不動産会社から
査定を出してもらえると、より整合性のとれた価格で交渉できるのでおすすめです。

不動産一括査定サイトだと、一気に複数社から査定価格を出してもらえて、
かつ無料なので皆さん利用しています!
有料で査定してもらう必要はないかと思いますので、ぜひ手軽で無料の

一括査定を活用しで中古マンションの価格を知りましょう。

離婚を考えている皆さんが、できるだけ円滑にかつご自身の納得いく形で
協議を進めていけることを願っています。
住んでいたマンションも「嫌な思い出の場所」ではなく
「新しいスタートのための資金」になるよう、上手に活用してください。