【注意】不動産査定ソフトの結果はアテにならない?サイトとの違いと正しい相場の調べ方

不動産会社の選び方

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執筆:株式会社スマートアンドカンパニー 編集部(収益物件の買取・再販)

最終更新:2026年9月12日。ソフト・アプリ・サイトの提供状況は変更される場合があります。実際の利用可否は各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。

記事はマンション売却での査定ソフトやサイトについて知りたい方向けです。

マンションを売却すると決めた時、まずはいったいいくらで自分のマンションが売却できるのかが知りたくなります。不動産会社に直接査定を申し込むのもいいのですが、もっと気軽にだいたいの相場を知りたい場合など、査定のために開発されたアプリケーションを使用したり、インターネットの査定サイトを利用したりするのもいいでしょう。

今回は、不動産会社スマートアンドカンパニーがマンション売却査定ソフトと査定サイトの違いと利用のポイントについて解説していきます。

記事を読めば以下の内容がわかります。

・不動産査定ソフトと不動産査定サイトの違い

・個人で利用できる不動産査定ソフトの紹介

・人気のある不動産査定サイトの紹介

・不動産査定ソフトとサイトはどちらを使うべきか

不動産査定ソフトと不動産査定サイトの違いは?

不動産査定ソフトと不動産査定サイト、どちらも不動産の売却査定を行えるものですが、査定結果がその場で分かるか否か、が一番大きな違いとなります。

不動産査定ソフトは条件を入力すればその場で査定結果が分かるのに対し、不動産査定サイトは不動産会社へ査定依頼を出すところまでで終わってしまうことが多く、査定結果はその場では分からないケースがほとんどです。

こう書くと、「それなら不動産査定ソフトのほうが便利じゃん」と思われるかもしれません。ただし不動産査定サイトのほうが大きく優れている点があります。それは「査定結果の正確さ」です。

不動産査定ソフトは入力された条件を過去の売却実績と機械的に照合して査定結果を出すので、あなたが実際に売ろうと考えているマンションの特徴をすべて捉えているわけではありません。

その点、不動産査定サイトを通じて出された査定依頼の場合は過去の売却実績に加えて、あなたが売却しようとしているマンションの特徴やその時の不動産市場の状況も考慮に入れて査定結果を出してくれます。過去データを元に機械的に出す査定結果よりも、物件の事情を考慮して出す査定結果のほうが、よりリアルな内容となるのです。

 

不動産査定ソフトと不動産査定サイトの違い

不動産査定ソフト不動産査定サイト
メリットすぐに査定結果がわかる

物件の事情を考慮するためより
リアルな査定額がわかる

デメリット査定額は機械的に算出されるため
リアルさに欠ける場合がある
査定結果はすぐには分からない

査定額の要因をもう少し詳しく知りたい場合はマンション査定は階数でいくら変わる?方角・管理状態の影響も解説もあわせてご覧ください。

個人で使用できる不動産査定ソフトは?

不動産査定ソフトにはどんなものがあるでしょう。査定ソフトには不動産会社などの業者向けの有料査定ソフトが中心ですが、個人でも試せるスマートフォン向けアプリがいくつかあります。ここでは個人で使用出来る無料のソフト(アプリ)を紹介していきたいと思います。

「10秒でDo!」

株式会社ハウスドゥが提供している無料査定アプリです。マンションなどの不動産の郵便番号、住所、面積、築年数などの情報を入力すると、簡易査定の結果がその場で表示されます。仲介価格や買い取り価格の市場相場の金額が表示されるので、さらに詳しい査定をメールで申し込むことも可能になっています。人工知能を利用した自動査定になっています。

 

「楽待(らくまち)」

楽待株式会社(2024年10月に「株式会社ファーストロジック」から社名変更)の提供するアプリです。こちらは主に不動産投資、収益物件を検索するアプリになりますが、保有している収益物件を売却したい場合には、収益物件のプロである不動産会社に複数社まで一括で査定を依頼できます。また、気になる沿線や駅、エリアの平均利回りを調べることができ、GPS機能の使用で現在地の周辺利回り相場をその場で確認することが可能になっています。

ソフトとアプリって違うのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ある特定の目的や機能のために開発されたプログラムのことをアプリケーションソフトウェアといいます。スマートフォンの登場でよく使われるようになった「アプリ」というのはアプリケーションソフトウェアの略で「ソフト」「アプリ」は同じものになります。

個人が本格利用できる無料の査定ソフトは実質的に限られる

ただし、自宅マンションを売却する個人が本格的に使える無料ソフトは、実はそれほど多くありません。不動産会社などの業者が実務で使う査定ソフトの多くは有料・業者向けで、たとえば公益財団法人不動産流通推進センター(国土交通省が査定業務での利用を推奨している公益法人)が提供する「価格査定マニュアル」は、地価公示・地価調査データを内蔵した本格的な査定ソフトですが、年間利用料が必要な業者向けツールであり、個人が気軽に使えるものではありません。個人向けの無料アプリは選択肢自体が限られているぶん、本格的な査定精度を求めるなら、このあとの比較表で紹介する複数社比較の一括査定サイトを使うほうが現実的でしょう。

会社ごとに査定の根拠や在庫方針が異なるため、複数社を比べると判断材料が増えます。同時申込で手間も減らせます。

査定サービス強み査定費用申込
マンションナビマンション特化・売却/買取/賃貸を同時査定・全国網羅無料査定する
リビンマッチ戸建・土地含む幅広さ無料査定する
イエウール全国対応・提携社数2,500社以上の総合型無料査定する

人気の高い不動産査定サイトは?

次にマンション売却を考えた時に使える査定サイトを紹介していきましょう。

「HowMa」

株式会社コラビットの提供する査定サイトです。人工知能を利用して瞬時に査定価格を出してくれます。メールアドレスを入力して会員登録する必要がありますが、匿名での査定が可能です。マンションなどの住所や築年数、専有面積などを入力すれば、人工知能が査定をするため、不動産会社などに知られずに査定価格を知ることができるため、しつこい勧誘電話にあうこともないというのがメリットでしょう。
対象エリアは全国対応で、公式サイトによると国内の世帯数の約95%をカバーしているとのことです。AIによる自動査定(コラボ査定)に加えて、複数の不動産会社へまとめて査定を依頼できる機能も提供しています。

次に、「一括査定サイト」を紹介しておきましょう。

一括査定サイトは、このサービスを利用して査定サイトに情報を入力すれば、複数社への査定の依頼が一括して完了するのが特徴です。今までは不動産会社に査定を申し込む際には、一社一社自分で調べて依頼をしていましたが、この一括査定サイトから申し込むと、一度の入力で複数の不動産会社からの査定を受けることが可能になりました。一括査定サイトにも様々なサイトがありますが、運営母体の違いによってそれぞれ特徴がありますのでみていきましょう。

「イエウール」

Webマーケティング事業、インターネットメディア事業を展開する株式会社Speeeが運営している一括査定サイトです。中堅から地域密着型まで多くの不動産会社に相談出来るのが特徴になっています。提携社数は公式サイトによると2,500社以上(2026年時点)とのことです。住所や専有面積など査定に必要な情報を入力し、査定が可能な不動産会社を選び査定を申し込むことができます。
「すまいValue」

この一括査定サイトの運営は小田急不動産(株)、住友不動産ステップ(株)、東急リバブル(株)、野村不動産ソリューションズ(株)、三井不動産リアルティ(株)、三菱地所ハウスネット(株)。大手6社の連名です。査定の申し込みもこの6社限定なのが特徴です。また、三井、住友、東急の業界トップの3社に依頼できるのはここのサイトだけになっています。大手ならではの安心感が売りの査定サイトといえるでしょう。

 

「LIFULL HOME’S」

株式会社LIFULLの運営する一括査定サイトです。賃貸や中古マンションなどの物件情報のサイトであるイメージが強いですが一括査定も行っています。提携社数は公式サイトによると5,181社とのことです。メールアドレスの登録のみで匿名での査定も可能になっていて、売却までは具体的に考えていないが試しに査定金額だけ知りたい場合や、個人情報の入力は極力避けたいといった場合にも利用しやすくなっています。また、全国のマンションなどの参考価格が地図上で一覧できる機能もサイト上で提供しています。

以上、人工知能による自動査定を行うことの出来るサイトと、一括査定サイトについてご紹介しました。

不動産査定ソフトと査定サイトどちらを使うべきか

最初の項でも紹介したとおり、不動産査定ソフトは内容はアバウトですがその場で結果が分かります。一方、不動産査定サイトはその場では結果が分かりませんが、ソフトと比べるとよりリアルな結果が分かります。どちらを使うべきかは、あなた自身がどのくらい急いでいるか、どのくらいリアルな数字が必要かで決めるとよいでしょう。

ただし、実際にマンションを売るとなると今日明日の話ではなくなります。その場で分かるスピーディーさよりも、よりリアルな数字が分かることのほうが重要となってきます。その意味では、はじめは不動産査定ソフトを使うにしても、最終的には不動産査定サイトの利用が向いているケースが多いでしょう。

売却を具体的に進める段階になったら、必要書類も早めに把握しておくと安心です。マンション売却の必要書類チェックリスト|査定から引き渡しまでの流れを完全解説もあわせてご確認ください。

まとめ

・不動産査定ソフトは査定結果がその場でわかるのに対し査定サイトはすぐに結果がでない

・査定サイトは物件の状況をよりリアルに反映した査定結果が出せる

・個人が本格利用できる無料の査定ソフトは選択肢自体が少ない

・自宅マンションなど個人の売却であれば、気軽に利用出来る査定サイトがおすすめ

人工知能の登場によって、膨大なデータを元にした査定を個人が一瞬で受けられるなど、売却を決めてからの流れがよりスピーディになってきているようです。ソフトやサイトなどで次々に新しい便利な機能が提供されることで、マンション売却がよりスムーズに進むイメージがありますが、利用する側はマンション売却に関する知識をよりしっかりと持った上で利用していく必要がありそうです。

よくある質問

Q. 不動産査定ソフトと不動産査定サイトはどちらを使えばいいですか?

すぐに目安を知りたい場合は査定ソフト(アプリ)、実際の売却を見据えてよりリアルな金額を知りたい場合は査定サイトが向いています。まずソフトで大まかな相場感をつかみ、実際の売却が視野に入ってきたら査定サイトで複数社に依頼する、という順序がおすすめです。

Q. 個人でも無料で使える査定ソフトはありますか?

「10秒でDo!」のように住所や築年数を入力するだけで簡易査定が出るアプリはありますが、あくまで大まかな目安です。地価公示データなどを内蔵した本格的な査定ソフト(例: 公益財団法人不動産流通推進センターの「価格査定マニュアル」)は年間利用料のかかる業者向けツールで、個人が同水準の精度を無料で得るのは難しいのが実情です。より正確な金額を知りたい場合は、次の一括査定サイトで複数社に依頼する方法をおすすめします。

Q. 査定サイトを使うとしつこい営業電話がかかってきませんか?

サイトによって対応は異なります。HowMaのようにAIによる匿名査定(会員登録のみで不動産会社に情報を渡さない方式)を選べば、営業電話を避けたい場合の選択肢になります。複数社への一括査定を申し込む場合は、事前に各社の連絡方法・頻度の希望を伝えておくと対応してもらいやすくなります。

Q. 一括査定サイトはどのサイトを選べばいいですか?

全国対応で提携社数の多い総合型(マンションナビ・イエウールなど)、戸建・土地まで幅広く対応するリビンマッチ、大手6社限定のすまいValueなど、それぞれ特徴が異なります。マンション売却であれば、まずマンション特化型かつ全国対応のサービスで複数社を比較するとよいでしょう。

本記事は株式会社スマートアンドカンパニー 編集部が、各サービスの公式サイト等で公表されている情報を確認して作成しています。ソフト・アプリ・サイトの提供状況や提携社数は変更される場合がありますので、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。