マンション売却で内覧前の玄関やエントランスの清掃はどこまでやる?

内覧のポイント

マンションをスムーズに売却するために、内覧の際に気をつけたい場所があります。
それは、玄関です。玄関は家の顔となる場所だからです。

マンションを売却するために、内覧者をお迎えする際には、マンションの第一印象となる玄関を気に入っていただけるように心がけることが重要です。
なぜなら、その印象によって、早期マンション売却への道を左右する可能性が高いからです。
毎日、「ただいま」と言って、帰るマンションの玄関が、暗い印象か、明るい印象かによって、もう一度訪れたいマンションかどうかが決まってしまうかもしれません。
少しでも印象がよければ、早期売却の可能性が高くなるでしょう。
人間だれしも、いやな雰囲気の場所に戻りたいとは思わないですよね。

また、内覧者が部屋に来られる場合、マンションのエントランスを先に通ります。
マンションの場合、玄関だけではなく、マンションのエントランスから各部屋の玄関までの道のり(廊下)も、重要な部分と言えます。
そのため、この空間(マンションエントランスから玄関までの空間)の雰囲気も軽視はできません。
この空間で、不快に感じれば、もう2度と訪れたいとは思わなくなり、マンションの売却は難航してしまいます。
なぜなら、不快な空間を通らなければ、目的の部屋まで行きつくことが出来ないからです。
普通の道路のように、迂回が出来ないので、避けたくても避けられないという場所になってしまいます。

ですので、マンションのエントランスから目的の部屋までのみちのりと、その部屋の玄関、この二つの場所が、マンション売却においてとても重要となります。

では、内覧者に気に入っていただき、マンションをスムーズに売却へとすすめるためには、どのような準備が必要でしょうか。

それは、マンションのエントランスから玄関までの掃除を念入りにすることです。

管理人さんが管理しているマンションの場合、共用部となる廊下も管理人さんが掃除をしていることが多いでしょう。
その場合、あらかじめ管理人さんに、内覧者が訪問する日時をお伝えし、エントランスおよび、エントランスから部屋までの廊下について注意を払っていただきたい旨を、お伝えしておくことが大事です。
もちろん、管理人さん任せにせず、自らも歩き、チェックしてごみ拾っておく等の配慮が必要でしょう。
そうした、おもてなしの心が、内覧を成功させるキーとなるはずです。

管理人さん不在のマンションであれば、エントランスおよびその廊下は、自分で点検し、ごみ拾いはもちろん、手すりや窓の拭き掃除、掃き掃除、打ち水等を行い、マンション内覧者を気持ちよくお迎えできるよう配慮が必要でしょう。

また、普段から何気なく使用している玄関は、アッという間に通り過ぎる場所となってしまっているかもしれません。
しかし、内覧で訪れる方は、わくわくしながら、「どんなお部屋だろう。」と好奇心の塊となって、玄関のドアを開ける瞬間を迎えます。
マンション内覧者にとっては、ドアを開け、玄関に入ったその瞬間、その部屋の匂い、雰囲気を一気に味わうような、まさにそんな感覚を味わう場所となるのです。
その為、出来る限り、その状況に応えられる環境に整えることが、マンションを売却するポイントとなります。
通常の掃除や大掃除とは一味違う、プラスアルファのおもてなしをすることで、内覧者に好感を持っていただければ、マンション売却はスムーズにすすむことになります。