売買契約で支払われるお金は手付金?マンション売却におけるお金の流れ

一度に大きなお金が動く不動産の購入・売却では、入出金のタイミングが気になるところです。中古マンションの売却を検討中の人の中には、「買い手からの入金はどのタイミングでされるのだろう?」「不動産業者への支払いはいつすれば良いのだろう?」と疑問をお持ちの方も多いと思います。
ここでは、中古マンションの売却に関しての、「お金の流れ」にフォーカスしてみていきます。売り手が支払う「仲介手数料」について、さらに、「手付金」についても詳しくみていきましょう。

中古マンション売却までのお金の流れ


1. 査定
2. 不動産業者と媒介契約締結〈契約段階での支払なし〉
3. 物件案内・内覧
4. 買付け申込・売却価格の決定
5. 売買契約〈手付金入金、仲介手数料50%支払〉
6. 引渡し〈残金入金(諸費用の精算)、仲介手数料50%支払〉

中古マンションの売却で、お金の流れが発生するタイミングは
◎売買契約時
◎引渡し時
です。
入金がある一方で、支払わなければならないお金もあります。
◎売買契約時 不動産業者へ「仲介手数料」を半額支払う。
◎引渡し時 不動産業者へ「仲介手数料」を残りの半額支払う。

仲介手数料支払いのポイント

 

売買契約時に、不動産業者には仲介手数料全額の請求権が発生します。そのため、売買契約時に仲介手数料を全額支払ってくれと言われても、文句は言えません。
しかし、売買契約の後も引渡しまでは業者の仕事はまだまだ残っているので、半額の50%分の支払いに留めておくのがいいでしょう。
一般的にも、業者への手数料の支払いは、売買契約時に50%、引渡し時に残りの50%を支払うのが普通です。

手付金で注意するポイント

 

売買契約時に支払われる手付金は、代金の一部と考えてしまうかもしれませんが、引渡しまで手付金を使ってしまわないようにしましょう。
売買契約から引渡しまでは約1ヵ月ほどかかりますが、この間に手付解除をすることができるからです。
例えば、売買契約後に、「やっぱり売りたくない!」と思えば、売主であれば手付金の倍返しを行えば、売買契約の解除が可能です。
手付金と同額を自腹で用意し、すでに入金されている手付金と合わせて、2倍を払えば倍返しとなります。もしもの為に、引渡し時までは手付金には手をつけないようにしましょう。
一方で、買い手も「やっぱり買うのをやめたい!」ということもできます。この場合は、手付金はすでに売り手のもとへ入金されていますので、手付金は返金の必要はありません。

手付解除時の仲介手数料はどうなる?

 

手付金の解除を行う際に、すでに業者へ払ってしまった仲介手数料の50%はどうなるのでしょうか?
手付解除をした場合、通常は業者へ支払った仲介手数料は取り戻せません。解除は、買い手や売主の一方的な都合で解除するため、不動産業者には非がないからです。
売買契約時点で、本来なら、業者には仲介手数料を全額受け取る権利があります。半額の50%しか受け取れていない業者も、手付解除をされてしまうと、残りの半分を損をするということになります。
なので、もしも業者から残りの50%分を請求されても、法的には支払う必要があります。しかし、一般的には不動産業者は、請求しないのが通例です。

このように、法的な決め事と、不動産業界での慣習が異なるケースはしばしばあります。信頼できる業者と出会えるかどうかは、中古マンションの売却・購入の成功のカギといえます。
まずは、第1ステップの査定で、いろいろな業者や査定員(営業マン)と会って、比較検討してみましょう。査定依頼であれば、ネットで簡単に複数の業者に無料で査定相談することができます。サービスを上手に利用して信頼できる専門家に出会えるといいですね。